健康素材として近年注目を浴びているウコン。
ウコンってそもそも何？
そんなウコンに関してお寄せいただいたご質問に関してお答えしております。
ご不明な点などお困りの際にはぜひご参考ください。
ウコンって何ですか？
ウコンとはショウガ科クルクマ属の植物で、その根茎が昔からハーブ、食用、染料等に利用されてきた歴史ある植物です。現在では幅広く健康食品や飲料として広まっています。一般的にはインド料理のスパイス（ターメリック）として知られています。詳しくは簡単ウコン入門をご参照下さい。
秋ウコン・春ウコン・紫ウコンはそれぞれ違うんですか？
国内で『秋ウコン』・『春ウコン』・『紫ウコン』という通称で呼ばれる植物達は、
同じショウガ科クルクマ属に属しますが、本来まったく違った植物です。
どれもゴツゴツとした根茎の形をしているため便宣上「ウコン」という総称で呼ばれますが、
正式には「ウコン」は秋に花を咲かせる『秋ウコン』のことをいいます。
『春ウコン』は正式には「キョウオウ」といい、春に花をつけることからそう呼ばれます。
また、『紫ウコン』は正式には「ガジュツ」といい、
根茎の切り口がうっすらとした紫色からそう呼ばれはじめました。
最近になってそれぞれの持つ成分が脚光を浴び始めて、
このような俗称が３種を区別するのに便利であるため一般通称となりました。
しかし、まだ一般的には全て同じ「ウコン」だと思われがちなのが現状です。
琉球王朝の時代からハーブ、食用、染料として利用されてきたのは「ウコン」、すなわち秋ウコンなのです。
現在多くの会社のウコン健康食品があって、どれを購入すればいいのか迷ってしまいます。 アドバイスがあればお願いします。
ウコンそのものを目的とし吟味される場合は、やはりウコン原料の使用率が高いもので、
他の健康素材との混ぜ合わせのない製品をおすすめします。
ウコンの特定な成分だけを抽出して配合した製品や他の素材との組み合わせ等を施しているものには、
良いものもありますがウコン本来の良し悪しを吟味することはできません。
製品に使用される原材料表示をよく比較して見て下さい。
また、仮にウコン原料を100％使用していてもウコンの産地、土壌、栽培状況などの環境により
中身の成分が大きく変動します。クルクミン成分やミネラル成分の表示も参考となります。
なぜ発酵させるのですか？
ウコンは昔から専売制がしかれるほど重宝され、
そのまま摩り下ろしたり、煎じてお茶にして飲まれていましたが、
大変苦く独特な臭みがあることから現代では敬遠されがちな素材となっていました。
「せっかく体に良いものであるのに風化させてしまいたくない」という思いから、
現代人にも受け入れられてもらえるよう飲みやすくするため、
試行錯誤を繰り返し『発酵』という方法にたどりつきました。
また、発酵させることにより風味だけではなく、
吸収力やミネラル等の成分も高まり嗜好性の高い製品として現代人の健康をサポートするようになりました。
